本年2015年の日本磁気科学会年会は,記念すべき10回目となります。更に本年は,日本で立ち上げられた磁気科学に関する国際学会,International Conference on Magneto-Science 2015 (ICMS 2015)も,再び日本での開催されます。
(10月27日(火)〜31日(土),長野県松本市,ホテルブエナビスタ松本)

 そのため,本年の年会開催担当は中国・四国・九州支部ですが,多くの方に両学会に参加していただくために この国際学会と日程及び場所を連結しての開催となりました。 したがいまして,本年の年会は10月27日(火)に松本市の信州大学にて開催する運びとなりました。

 磁気科学は工学系,理学系,材料系,生体系といった幅広い分野で展開して来ている学問であり, それぞれにおいて成熟した学問分野を形成しつつあると同時にそれら分野間に渡る学際領域にも進展してきております。
基礎的研究内容はもちろんのこと,工学や医学等の応用分野への展開を目指した研究発表も行われてきております。 これからも磁気科学の一層の発展および進化のために益々研究者間の交流が求められるところであり,本年会がそれにふさわしい場になれば幸いです。

 素晴らしい自然環境と歴史ロマンあふれる城下町の松本にて,美味な食事を堪能しながら磁気科学を深く議論できますことを楽しみにしておりますとともに, 従来研究の進展および新たな研究が芽生えるきっかけとなりますことを願っております。 国際学会(ICMS 2015)共々,是非多くの方々にご参加いただければ幸いです。

 なお,本年の年会は国際学会と時期を連結して開催しますため,例年と異なり1日間の開催となります。 その時間的制約のため,大変心苦しいのですが,口頭発表とポスター発表の申込数を制限させていただきますこと, そして特別講演と懇親会は執り行わないことを予めご了承いただきたくお願い申し上げます。
 また,口頭発表の申込は若手の研究者や学生を優先にさせていただきますことも併せてご理解いただきたくお願い申し上げます。 年会でのご発表をご希望の皆様には大変申し訳ありませんが,本年の国際学会との連結開催の状況をご理解いただき,もしよろしければ国際学会でのご発表を積極的にご勘案いただけましたら幸いです。


第10回 日本磁気科学会年会    
     実行委員長 藤原 好恒